2008年の背番号風景

日本プロ野球における各背番号別イメージ変遷史

64

【2008年開幕時点】 え、こんな選手いたっけ? いつの間にこんなスゴくなったんだ? 今までどこに潜んでたの? そんな声が聞こえてきそう。誰に注目されずとも、至ってマイペースに夜ごと爪を研ぐ不言実行タイプ。自らで光るより主役の脇で映える性質にもリ…

63

【2008年開幕時点】 かつては「名コーチ」のイメージ。初表舞台登場は選手方のマケーブ(遊撃レギュラー格で.207 3本 20盗塁)だが、翌'55年藤田がヘッドコーチで「63」着。すると以降、コーチラッシュ・・・特に、藤村、近藤、植村、備前、杉下、中谷、大島、山…

62

【2008年開幕時点】 この背番号は“花火師”のイメージ。唯一のレギュラーがレッカだが、「62」の番号性質を明かす上でこれほどの適任者はいない。キャッチャー・ファールフライ捕りの名人といわれ、'53年パ4位の23本塁打(・・・1位が31本の年)を放つ一方、三振は…

61

【2008年開幕時点】 近代投手が足を向けて寝られない背番号。何せ先発投手のローテーション制を導入した藤本定、先発・救援の分業制を根付かせた近藤が、その起用法を本格遂行した時に着けていたのが「61」。そしてある意味、反面教師的な促進材料となった'6…

60

【2008年開幕時点】 厳密には'53年着の(専任) 投手コーチの元祖・谷口 {※1}がいるが、何といっても「60」を表舞台へと押し上げたのは三原。 入番した'54年はライオンズ監督就任4年目。この年二塁に仰木彬、 一塁に河野昭修が準定着し、 既成レギュラーの三塁…

59

【2008年開幕時点】 潜在能力はきわめて高い。 '77年二軍史上初の打撃3冠 (+盗塁王で史上唯一4冠)王の庄司(・・・一軍では「59」計57試合で6打席1安打)、 '97年二軍2例目の3冠王・ボニチ(・・・一軍計12試合21打席で0安打10三振)。 '56年12勝1敗 ~〜'57年13勝2敗…

58

【2008年開幕時点】 来日2年目いきなり17勝で最多勝に輝いたホッジス、に同'02年(前年まで12年で計66試合24安打→)いきなり三番に準定着の宮地、'90年には捕手→二塁に転じ、(3年で計22試合1安打→)いきなり一番定着した飯田と、ノーマークからの急台頭選手が目…