2008年までの背番号風景

日本プロ野球における各背番号別イメージ変遷史

17

【2008年開幕時点】 スタルヒン、藤本、秋山登、松岡、山田久・・・と見ていくと「18」ほど表街道的でなく、といって「11」ほどの悲哀色もない。大人な雰囲気は「20」にも似ているが、「20」が胸を張って堂々としているのに対し「17」はややうつむき加減。淡々…

【2008年開幕時点】 スケール大の一番打者系譜が飛び抜けて豪華。 初回先頭打者本塁打の通算数1位の福本(43本)、2位の真弓(41本)を始め石毛、柴田、野村が10傑入り。 「7」では2年目(=2008年開幕時点)だが仁志も7位。'06年まで{※1}のシーズン記録=8本を'72…

19

【2008年開幕時点】 '80年代中盤~'90年代に球界を席巻したリリーフエース番。'85年に中西清がイメージ着火後、中山裕、赤堀、成本、'00年森慎と継いだ。だが'01年、不調の森が“トリから2番目”に転位すると、このテの話題はすっかり潮を引いた。ちょうどリリ…

23

【2008年開幕時点】 かつてはスター野手ナンバー。'64年に山内一弘に抜かれるまで265で本塁通算最多記録保持者だった青田、'80年に衣笠祥雄に抜かれるまで1246で連続試合出場最長記録保持者だった飯田、華麗な内野守備{※1}で「今牛若丸」の異名を取った吉田…

28

【2008年開幕時点】 江夏以前、江夏以後で大きく印象が異なる。江夏以前はどちらかといえ野手の番号。投手は'42年広瀬、'52年野口正、'53年大神、'56'57年中山、'63年河村が20勝前後、'63年石川陽、’65年林が15勝超の突出実績はあるものの、規定到達回数を見…

32

【2008年開幕時点】 暫定一軍戦力、それが「32」を与えられた選手の通則。ここをスタート地点に、正ポジション確保なればレギュラー番号を新調、バイプレーヤー定着なら「32」継続。何となく“ドラフト3位”的なイメージ。それは(「34」「39」を除いた)30番台…

9

【2008年開幕時点】 花形の1桁番のわりには印象が薄い。地味だ。“そういえば○○は「9」番だったな”という思い出し方はしても、では「9」自体のイメージは? となるとハタと考え込んでしまう。ただ何とはなしに別掲表を眺めていると、ある共通項が見えてく…