2008年の背番号風景

日本プロ野球における各背番号別イメージ変遷史

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【2008年開幕時点】 豪腕・別所、ザトペック{※1}投法・村山、トルネード{※2}投法・野茂・・・と自負心の塊のような面々が旗印を務めてきた。全盛期は中3日登板を信条とし、それ以上間隔が空くと“稼げたはず”の勝ち星分の給料を監督に要求した別所、勝負球へのボ…

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【2008年開幕時点】 投手番、野手番の連結に位置する「10」。'96年オフに山原が抜けてから、'08年にウッドがやってくるまで大きな“穴”が空いたことで、現況ほぼ野手番イメージオンリーの趣も、かつては両者のイニシアティブ争いがなかなか盛んに行われていた…

【2008年開幕時点】 花形の1桁番のわりには印象が薄い。地味だ。“そういえば○○は「9」番だったな”という思い出し方はしても、では「9」自体のイメージは? となるとハタと考え込んでしまう。ただ何とはなしに別掲表を眺めていると、ある共通項が見えてく…

【2008年開幕時点】 「闘将」江藤に「ミスターロッテ」有藤[ありとう]、「ミスター赤ヘル」山本浩、「若大将」原が居並ぶスターナンバー。 古くは山口、から高田、島本講、梨田、原、吉竹、田尾、浜名に現役では平尾、相川、江川、の“プリンス”系の甘マスク…

【2008年開幕時点】 スケール大の一番打者系譜が飛び抜けて豪華。 初回先頭打者本塁打の通算数1位の福本(43本)、2位の真弓(41本)を始め石毛、柴田、野村が10傑入り。 「7」では2年目(=2008年開幕時点)だが仁志も7位。'06年まで{※1}のシーズン記録=8本を'72…

【2008年開幕時点】 まず目を引くのが景浦、中西の豪傑スラッガー。野球の質は“タバコを1本吸い終える”という寓話を生むほど滞空時間の長かった景浦、と3段階加速のロケット弾道の中西、と対照的。景浦は'36年、年度優勝決定戦で沢村栄治から放った、左翼ス…

【2008年開幕時点】 どちらかといえば“守”よりも“打”イメージが強い番号である。近年も清原、中村紀、和田一、町田康、山﨑武、セギノール、栗原、松田、 ガイエルと長距離打者が目立ち、'08年ラミレスも加わった。村上嵩、岡崎、藤本博、堀、新庄、濱中と中…